寅歳薬師のカテゴリ記事一覧

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カテゴリ:寅歳薬師

  • 2010/05/30寅歳薬師

    新井薬師の御本尊である薬師如来像も十二年に一度の寅歳に御開帳されます。御本尊は高さが一寸八分(約5.5センチ)で、表が薬師如来、裏が如意輪観音という二仏一体の大変珍しい像です。平成22年の御開帳期間が本日(5月30日)まででしたので、今日、行ってきました。西武新宿線の新井薬師前駅で下車し、5分程歩くと新井薬師(梅照院)に到着し、山門から見える境内の景色に開帳塔婆があるのが確認できました。開帳塔婆に触れ、本堂...

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  • 2010/05/16寅歳薬師

    その1で蛸薬師堂を拝観した後、すぐ近くにある寅薬師(西光寺)を訪れました。こちらも狭い参道を奥に入りましたが、建物がお堂という感じがしません。ブザーを押してお寺の方を呼べるようになっていたので、ブザーを押し、御朱印のお願いをすると共にお堂の中でお参りさせて欲しいとお願いすると、快くお堂に上げてくれました。お堂の中央には浄土宗のお寺らしく阿弥陀三尊像が祀られており、左壇に寅薬師像が祀られていました。...

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  • 2010/05/15寅歳薬師

    小田急線和泉多摩川駅近くにある玉泉寺で薬師如来像の御開帳があると教えてもらっていたので、本日訪れました。小田急線和泉多摩川駅で下車し、西口改札から南口に出ると右方向に商店街の入口があります。その商店街を歩き、途中で左折すると玉泉寺の山門に到着しました。山門には「本尊薬師如来御開帳厳修」と書かれた大きな案内があり、境内を見ると開帳塔婆もありました。お堂に上がり、近くに寄ると厨子の中に薬師三尊像が祀ら...

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寅年薬師如来開帳 新井薬師

新井薬師の御本尊である薬師如来像も十二年に一度の寅歳に御開帳されます。御本尊は高さが一寸八分(約5.5センチ)で、表が薬師如来、裏が如意輪観音という二仏一体の大変珍しい像です。平成22年の御開帳期間が本日(5月30日)まででしたので、今日、行ってきました。

西武新宿線の新井薬師前駅で下車し、5分程歩くと新井薬師(梅照院)に到着し、山門から見える境内の景色に開帳塔婆があるのが確認できました。





開帳塔婆に触れ、本堂の前で手を合わせた後、早速、堂内に入りましたが、本日が最終日ということもあって、堂内には長い列がありました。最後尾に並びましたが、薬師如来像にお参りできるまで30分程待ちました。

といっても右壇にある不動明王像にお参りしたり、案内のテープを聞いたりしていましたので、長いとは感じませんでした。
案内によると、御本尊は新田家代々の守護仏で、戦の時は御本尊を兜に収めて戦ったそうです。また、二代徳川将軍秀忠の子どもがかかった眼病が祈祷により快癒したそうです。こういう話を聞くと、南北朝時代に活躍した新田義貞も兜に入れて戦ったのか、秀忠も新井薬師に来て、今いる本堂に座ったのかなど、色々想像してしまいます。

お参りが近くなるとお前立ちの薬師如来像がはっきり拝観できます。御本尊は小さいですが、お前立ちは御本尊より大きいですので、二体一仏であることがよく分かりました。

そして、いよいよお参りです。結縁綱を握って、御本尊の薬師如来様にお参りをしました。像は小さいので細部までは全然分かりませんでしたが、十二年に一度だけ御開帳される薬師如来様と結縁できたのはとてもありがたいことですね。

本堂を出た後、清水を頂きにいきました。新井薬師は清水の湧きいずる新井の里こそが真言密教の行に相応しい場所であると感じてそこに草庵を結んだのが始まりですので、今でも清水が湧き出ています。多くの人が水を汲みに来ており、私も一杯、頂き、新井薬師を後にしました。


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京都 蛸薬師堂(永福寺)、寅薬師(西光寺)その2

その1で蛸薬師堂を拝観した後、すぐ近くにある寅薬師(西光寺)を訪れました。こちらも狭い参道を奥に入りましたが、建物がお堂という感じがしません。ブザーを押してお寺の方を呼べるようになっていたので、ブザーを押し、御朱印のお願いをすると共にお堂の中でお参りさせて欲しいとお願いすると、快くお堂に上げてくれました。

お堂の中央には浄土宗のお寺らしく阿弥陀三尊像が祀られており、左壇に寅薬師像が祀られていました。こちらの薬師如来像は弘法大師の作で、完成した日が寅の日・寅の刻であったことから寅薬師と呼ばれています。薬師像以外にも日光、月光菩薩像、十二神将像などが祀られており、とても近くで拝観&お参りができました。

この日は暑かったのでお茶を頂き、お寺の方と少し話をしました。「横浜にある薬師如来霊場では、寅歳に御開帳をしている」と話してもご存じなかったので、やはり京都では寅歳に薬師如来像を開帳するという習慣はないと考えて良いと思います。

こちらの薬師如来像は「京都十二薬師霊場」第十一番、「京都名薬師十一薬師」の一つだそうで、頂いた案内に名薬師の薬師如来が書かれていましたので、できるだけ訪れようと思います。

また安置されている像の中に「腹帯地蔵」と呼ばれるお地蔵さんがおられ、「京都名地蔵二十一地蔵」の一つだそうです。

寅薬師ではお寺の方が丁寧に応対して下さり、とても有り難かったです。京都滞在時に近くを訪れた場合には、立ち寄ろうと思います。
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寅歳薬師如来開帳 玉泉寺

小田急線和泉多摩川駅近くにある玉泉寺で薬師如来像の御開帳があると教えてもらっていたので、本日訪れました。

小田急線和泉多摩川駅で下車し、西口改札から南口に出ると右方向に商店街の入口があります。その商店街を歩き、途中で左折すると玉泉寺の山門に到着しました。

山門には「本尊薬師如来御開帳厳修」と書かれた大きな案内があり、境内を見ると開帳塔婆もありました。

お堂に上がり、近くに寄ると厨子の中に薬師三尊像が祀られていました。よく見ると薬師如来像の光背に小さな十二神将が付いていました。光背に十二神将がいらっしゃる薬師如来像は初めて拝観したと思います。とても有り難く感じました。

左壇には大きく、立派な不動三尊像が祀られていました。護摩壇がありましたので、護摩の煙によって、三尊像は真っ黒になっていました。薬師如来像を拝観するために訪れましたが、この不動三尊像だけでも十分に拝観する価値があると思いました。

御開帳は5月14日から18日までで、16日の午後1時から記念法要があるそうです。お近くの方は是非、お参りして下さい。



(追記)
玉泉寺は多摩川の近くにあります。きっと、多摩川の氾濫による疫病の蔓延に苦しんだ当時の人々が薬師如来をお祀りしたのだと、行き帰りの電車から多摩川を見た時に思いました。
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