駅からしばらく歩くと四脚門がありました。多分、かってはここから先が観明寺の境内だったと思います。そこから少し歩くとお寺の建物が見えてきました。想像していたよりも広い境内で、建物も本堂、弁天堂、金毘羅堂などがありました。
訪問した旨を告げ、客殿で仏像を拝観しました。
中央に祀られている十一面観音立像は四臂で、珍しいなと思いました。また髪の毛が耳にかかっており、妙楽寺の大日如来像と同じなので、このスタイルを千葉様式と名づけました。
左隅に黒色の薄い布で囲われた仏像が安置されていたので尋ねると、先ほどの十一面観音像がお前立でこちらが本尊だったそうです。囲われた仏像は本地仏だったそうで、薄い布越しに見えるそのお姿は荒々しさを感じました。
その他にも、毘沙門天像や阿弥陀如来像は個性的な姿で、千葉県にも素晴らしい仏像があることを実感できました。

境内にあった不動明王と青面金剛の石仏です。
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