昨年、インターネット上のニュースサイトで以下のような記事を読みました。

 平塚市教育委員会は13日、明王院(平塚市徳延)が所有する室町時代に作られた「木造白衣観音菩薩坐像」を10日付で市指定重要文化財に指定した、と発表した。同市の重要文化財は38件目となる。1月21日から23日まで明王院で特別公開される。

ということで、本日(1/23)、明王院に行ってきました。

JR平塚駅北口からバスに乗り、徳延神社前バス停で下車しました。バス停の名前の通り、近くに徳延神社があり、立ち寄ると主神は別雷命で、京都・上加茂神社から分霊して祀られたそうです。

徳延神社から少し歩くと明王院に到着しました。入口の山門脇に案内板があり、予想通り、江戸時代、明王院は徳延神社の別当であり、またお寺のある徳延の地は伊豆走湯山神領だったそうです。

山門から境内に入り、本堂に上がりました。堂内にはご住職がおられ、まずは記帳をしました。そして、内陣奥に入り、今回御開帳されている観音像を拝観。中央に厨子があり、その中に観音様が祀られていました。

ご住職から案内があり、
 室町時代の木造で、白衣観音である。相模新西国三十三観音霊場として十二年に一度御開帳しているが、昨年の12月に平塚市の重要文化財に指定されたので、今回、三日間だけ御開帳している。
とのことです。

脇侍に如来像が祀られていたので尋ねると、向かって右が釈迦如来像、左が阿弥陀如来像だそうです。また、お前立ちの観音像も安置されていました。

明王院という名前なので、かっては不動明王を御本尊とするお寺だったのでしょうが、現在はお不動さんはいらっしゃらないそうで、観音様が御本尊です。

拝観が終了すると、お札と御姿、梛の葉守りを頂きました。梛の葉守りには由来書もありました。そこには以下のように書かれていました。

 明王院は徳延の地を所領としていた伊豆山権現と縁が深い。伊豆山神社の御神木は梛の木である。伊豆権現の梛の葉は、平安時代から霊験あらたかなお守りとして熱く尊信されており、源頼朝も源氏再興を懇願し、夫人政子との愛の証に梛の葉を互いの胸に分かち持った。明王院の境内にも梛の木があり、縁結び・大願成就・招福将来のお守りとして、祈念している。

観音像をじっくり拝観というわけにはいきませんでしたが、ご住職の説明などもあり、とてもアットホームな雰囲気を感じました。「訪れて良かった」、そう思えるお寺めぐりとなりました。


本堂と梛の木
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