入口から境内に入り、歩を奥に進めますが、今回は先に本堂がありましたので、まず、御本尊の阿弥陀如来像にお参りしました。そして、閻魔堂に行き、閻魔様にお参りをしました。堂内には、向かって右に大きな地蔵菩薩像、左に奪衣婆像が祀られているのが見えました。
前回、御縁日に訪れた時、こんにゃくを持って帰れるようになっていたので、今回もそうだと思っていましたが、今回は残念ながらありませんでした。
本堂内で十王図が拝観できるのは前回と同じで、今回も拝観しました。初七日に秦広王(不動明王)が審理をする図があり、深川えんま堂でなぜ不動明王像が安置されていたのか理由がわかりました。また十王図では、鬼は虎柄の衣服を身につけており、なぜ虎柄になったのだろうと不思議に思いました。
次は新宿御苑前駅に移動し、太宗寺に行きました。境内に入ってすぐの場所に江戸六地蔵の一つである地蔵菩薩像が安置されていますが、いつ見ても立派な像だと思います。
お地蔵さんにお参りした後、閻魔堂に行きました。こちらはいつもは堂外からの拝観ですが、今日は堂内に入ることができます。堂内には立派な閻魔像とインパクト大の奪衣婆像が祀られています。こちらの奪衣婆像は私の知る限り、日本一の奪衣婆像だと思います。京都や奈良にもこれほどの奪衣婆像はないと思います。

太宗寺の閻魔像
そして、最後は新高円寺駅に移動し、華徳院に行きました。お堂の扉が閉まっていましたが、開けて、中に入らせてもらいました。
堂内には本尊として閻魔大王が祀られており、脇侍に観音像と聖徳太子像(?)という少し変わった三尊でした。お堂の右側には、もう一体、閻魔大王像が祀られています。私は仏像としてはこちらの閻魔大王像が今日訪れた中では一番だと思います。他の閻魔像は色が塗られており、何か新しい像のような機がしますが、こちらは色もなく、良い閻魔様です。
これでこの日の閻魔めぐりは終了しましたが、東京にはこれ以外にもまだまだ閻魔大王を祀るお寺があります。年に二回の地獄の釜の開く日には閻魔めぐりをするのもいいのではないでしょうか。
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