まず最初は北千住の勝専寺です。北千住駅から歩いてお寺に向かうと出店が出ており、賑やかです。この日は6寺を巡りましたが、出店があったのは勝専寺だけです。ですので、地域の方々からとても信仰されている閻魔様だと思いました。
出店のある道の先には、いつもは閉じている赤門があり、今日は開いていましたので、そこから境内に入りました。入って左側に閻魔大王が祀られている閻魔堂があり、お参りをしました。閻魔様は口を大きく広げ、口の周りにヒゲをたくさん生やしていたのが特徴的でした。
そして、本堂に行き、お参りをして、ガラス窓越しに中を覗くと阿弥陀如来像が祀られていました。ここで、九品仏 浄真寺を訪れた時の話
総門を入ってすぐの場所に閻魔堂があるのは、まず閻魔大王の裁判を受けて、極楽浄土か地獄のどちらに行くかを決める為だそうです。そして、極楽行きの判決を受けると本堂の阿弥陀如来様にお参りが出来ます。
を思い出しました。
次は本所吾妻橋駅に移動して、そこから華厳寺に向かいました。駅周辺からは建設中の東京スカイツリーが間近に見え、近くで見るのは初めてだったので、ついつい目を奪われてしまいました。
華厳寺も勝専寺と同様、境内を入ってすぐの閻魔堂に閻魔様は祀られていました。こちらは三尊形式になっており、向かって右に嘘をついた人の下を抜く道具、左に奪衣婆が安置されていました。
次は門前仲町駅に移動し、深川えんま堂に行きました。閻魔堂は毎月1日と16日に堂内に入れますので、入って、大きな閻魔様の周りをぐるっと一周しました。閻魔様の背中が見られるお寺は少ないと思います。
閻魔像の裏には地蔵菩薩像が祀られていました。これは閻魔大王の本地仏が地蔵菩薩だからですね。堂内には地蔵菩薩像以外に、不動明王像が祀られていますが、いわゆる見返り不動で、なかなか良い像です。
またこちらの閻魔様はハイテク閻魔として知られており、お賽銭を入れる場所がそれぞれの願い事によって分かれており、そこにお金を入れると音声で説法が聞くことが出来ます。同行の方がお金を入れていましたが、説法が少し一般的すぎるかなと思いました。
本堂には二階に大日如来像、一階には地獄図、奥に阿弥陀如来像、脇侍として、普賢菩薩像、孔雀明王像が祀られていました。普賢菩薩、孔雀明王像は新しい像ですが、素敵なお顔をされていました。
深川えんま堂で出た後、昼食をとり、その後、三寺を訪れました。それらについては次の記事に書きたいと思います。

深川えんま像
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