次は毘沙門天を祀る仙光院です。道中、梅が少し咲いていました。まだ寒いですが、春に向かって確実に一歩一歩進んでいるのだなと感じました。
仙光院に到着し、本堂でお参りすると、本尊の前に毘沙門天像が祀られていました。こちらの毘沙門天は信貴山から勧請されたものです。
御朱印を頂いた後、境内を散策すると、ぽっくり観音、ぼけ除け観音が祀られていました。また、畠山地蔵という源頼朝の右腕として活躍した畠山重忠の念持仏を祀るお堂もありましたが、残念ながら、お地蔵さんは修復中とのことで、お堂には安置されていませんでした。
次は恵比寿さんを祀る玉蔵院です。道順は難しくありませんが、歩くとかなりの距離があります。そこで、長柄交差点まで戻り、そこからバスに乗り、旧役場前まで行くことにしました。
長柄交差点に戻る途中に庚申塔がありました。関東、特に相模国には庚申塔がたくさんありますので、それらを見るのも楽しみの一つですね。

玉蔵院に到着するとお堂の中に上がってもよさそうだったので、上がってお参りをしました。お堂の右側に七福神の恵比寿さんが祀られていました。中央には大日如来像、左側には虚空蔵菩薩が安置されていました。
大日如来、虚空蔵菩薩像とも良い仏像でした。七福神めぐりの目的はもちろん七福神にお参りすることですが、それ以外にも、今まで訪れることがなかったお寺に訪れ、七福神以外の仏様とお会いするのも楽しみです。
玉蔵院の境内にも庚申塔がありましたが、一つは三猿の上にいらっしゃる仏様が如来像で珍しいなと思いました。

三猿の上の仏さまが如来像の庚申塔

一般(?)の庚申塔
「旧役場前」バス停に行き、そこからバスで逗子駅に戻りました。いよいよ最後のお寺、延命寺です。今回、湘南七福神をめぐろうと思ったのは延命寺が含まれているからという理由が一番大きいです。延命寺は何度も訪れていますが、訪れる度に良いお寺だと感じる好きなお寺です。
弁天様は入ってすぐのお堂に祀られています。案内によると、高野山より勧請されたもので、十六童子が随伴した像です。善の綱を握ってお参りしてから中を見ると、確かに弁天様と十六童子がいらっしゃいます。また、脇侍として、大黒天、毘沙門天が祀られていました。
最後に納経所で御朱印をいただき、そして七福茶を購入して、無事に湘南七福神めぐりは終了しました。神奈川県のまだ訪れたことないお寺を訪れることができたので、湘南七福神めぐりをして正解でした。早くも来年はどこの七福神めぐりをしようかと思っています。
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