京浜急行神武寺駅で下車し、まず目指すは福禄寿を祀る東昌寺です。東昌寺は駅から近く、以前訪れたこともあるので、迷わず到着することができました。
境内に入ると結構人がいたので、びっくりしました。お堂に行くと善の綱があり、握ってお参りをしました。そして、納経所に行き、色紙を購入しました。色紙代が900円、朱印代が100円で、合計1000円です。
境内にいた人がお堂の外からお参りしていたので私もそうしましたが、納経所の方にお堂に入ってもいいか尋ねると、入ってもいいとのことで、お堂に戻り、中に入りました。善の綱はお堂の右側に祀られている福禄寿につながっていました。
また境内には丈六の阿弥陀如来像を祀る阿弥陀堂もあり、阿弥陀像は久しぶりに拝観しましたが、変わらず立派な像でした。
神武寺駅に戻り、新逗子駅に移動しました。コース的には弁財天を祀る延命寺を訪れるのでしょうが、延命寺は最後に訪れたかったので、JR逗子駅に行き、そこから東逗子駅に移動しました。
JR東逗子駅で下車し、線路沿いに横須賀方向に歩くと寿老人を祀る光照寺に到着しました。こちらも善の綱があり、握ってお参りをし、お堂の中を見ると本尊像の前に寿老人の像が祀られていました。
境内に寿老人の説明があり、
竜骨座という星座の中に「カノープス」と呼ばれる星がある。きわめて明るいが南半球の星なので日本では知られていない。中国では、この星は「寿星」、または「南極老人星」と呼ばれ、人格化されて寿老人となった。
とあり、七福神の中では、福禄寿と寿老人にはあまりなじみがないので、興味深く読みました。ちなみに御真言は「オン バラザ ユセイ ソワカ」だそうです。
JR東逗子駅に戻り、JRで逗子駅に移動し、そこから徒歩で大黒天を祀る宗泰寺を目指しました。川沿いに歩いていくと無事に宗泰寺に到着しました。
宗泰寺では入口に興福寺の天燈鬼を模した像が祀られており、インパクトがありました。最初はなぜ天燈鬼が入口に祀られているのだろうと思いましたが、すぐに考えが浮かびました。
以前にブログでも書きましたが、運慶は東寺や東大寺での仁王像制作の時、南大門に仁王像と共に夜叉像も安置しました。興福寺の天燈鬼は夜叉像を模したものと言われていますから、入口にあって当然ですね。
お堂に行き、お参りをしようとすると、目の前に大黒天像が安置されており、こちらもインパクトがありました。

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