10月に行った「信州の美仏とお社めぐり」の二日目についてまだ書いていませんでしたので、記憶を思い出しながら書いてみたいと思います。

本来の予定では、ちひろ美術館に立ち寄る予定はありませんでした。しかし、信濃デスティネーションキャンペーンとして、観松院の銅造菩薩半跏像がちひろ美術館で特別公開されていますので、観松院の代わりにちひろ美術館を訪れました。

美術館での時間が限られていますので、到着すると真っ先に菩薩半跏像の展示室に行きました。菩薩像はガラスケースに入れられ、間近で拝観することが出来ました。観松院で拝観したことはありませんが、お寺で拝観するよりも間近で拝観できると思います。

菩薩半跏像といえば、広隆寺の像などを思い浮かべますが、広隆寺の像とは違い、こちらの像は右手が思惟ではなく、施無畏印をしています。しかも、これは欠けていた右手を補修の時にこのようにしたそうで、なぜ、思惟ではなく、施無畏印にしたのか不思議です。施無畏印の半跏像も海外にはあるそうですから、おかしくはないのですが。

菩薩像はアルカイックスマイルの素敵な像でした。特にしゃがんで正面から見上げた時のお姿が一番良かったです。

時間があったので、美術館を駆け足で見て回りましたが、いわさきちひろの絵はどれも心温まるもので、じっくり時間をかけて、観てみたいなと思いました。東京にもちひろ美術館があるそうなので、行ってみたいと思います。
カテゴリ
タグ