本日は致知読者の集いが開催される日で、瀬戸謙介さんの「子供が喜ぶ『論語』」を聴講してきました。瀬戸さんの話はまさに一語として聞き漏らすことの出来ない素晴らしいもので、今回聴講できる機会を得て、本当に良かったと思います。

瀬戸さんは瀬戸塾の塾長であり、空手と論語をとおして、子供たちに君子を目指す生き方を教えています。

学問は実学と人間学に分けることが出来ますが、塾と言えば、実学、つまり、受験の役に立つことしか教えません。しかし、瀬戸塾では、人間としての美しい生き方を教えています。

瀬戸さんの教える論語は武士道論語だそうです。武士道とは人間としての生きざまを説いています。武士という名前がついていますが、武士のためだけではありません。より一層、道徳心を高めようと思ったのが武士だったのです。

一般に宗教には開祖、教義がありますが、武士道にはありません。それらがあれば、すがる相手がいますが、ない場合は、自ら決断して、行動し、それに対する自己責任が発生します。

小さい頃から武士道論語を学んでいると、枝葉が曲がることはあるかもしれないが、幹までは曲がることはありません。学んでいない人は自分の人生が曲がっていることに気づきません。

仁は優しさ
義は正しい行い
礼は争いを避けるための礼儀
智は正しい判断をするための知識
信は嘘をつかないなどの信用
であり、
孔子は仁に重きを置いていた。一方、武士道は義に重きを置いていた。それは義が実行するのが一番難しいからです。

仁は大切ですが、仁だけでは駄目で、義を遂行する心意気が必要です。

以上、あまりまとまりがない文章になってしまいましたが、是非、致知出版から出版されている瀬戸さんの本「子供が喜ぶ論語」、「子供が育つ論語」を読んで欲しいと思います。
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