大和西大寺駅で下車し、改札をでると、一瞬、どちらの出口から出るか迷いましたが、すぐに北口から出ることを思い出し、バス乗り場から秋篠寺を経由する押熊行きバスに乗りました。
バスは満員で「(大元帥明王の御開帳なので)全員が秋篠寺に行く人かな」と思っていましたが、秋篠寺のバス停で降りたのは私を含めて、二人だけでした。
バス停から少し歩くと秋篠寺に到着し、東門から境内に入り、美しい苔(こけ)を横目で見ながら歩くと受付に着きました。受付には並んでいる人はおらず、有料区間に入ってもそれほど人がいません。やはり、6月6日とは混雑度が全然違います。
早速、大元堂に行き、堂内に入ると、中央に大元帥明王像が祀られていました。まずは着座してお参りし、そして、近くに寄って拝観する為、前方に移動しました。
左壇には金剛界の大日如来像、不動明王像などが祀られていました。そして、中央には大元帥明王像。今回はガイドの方がおられ、説明をしてくれました。説明の中で、18匹の蛇が体に巻き付いているとありました。手が六臂で、それぞれの手に二匹の蛇がいるので、6X2=12匹、首に2匹、腰に2匹、左右の足に1匹ずつで2匹、合計で、12+2+2+2=18匹です。
他にも持物の説明や色が残っている部分の説明など、ガイドの方がいらして良かったです。
次は本堂に行きました。十二神将像の中に矢が曲がっていないか確かめている像があり、やはり、人気のあるスタイルなのだなと思いました。
また伎芸天像は今回特に優しいお顔に感じました。伎芸天像を拝観していると、隣にいたグループの方が「50年ぶりにお会いした」と言っていました。50年ぶりということは高校生の修学旅行で来られた時、以来なのでしょう。50年ぶりに伎芸天像にお会いしたらどのように感じるのでしょうか。伎芸天像を眺めるその方の表情はとても幸せそうに感じました。
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