11月3日のお寺巡りのことを書こうと思いますが、最後に訪れた如意輪観音堂が印象深かったのでまずは如意輪観音堂から書こうと思います。

普明寺大日堂を拝観した後、大日堂でお会いした仏像めぐり友達の方々を越生の如意輪観音堂拝観にお誘いしました。「東京近郊仏像めぐり」の本には“11月3日の午後に開扉”と書かれてあり、午後4時で拝観が終了するならば今から行っても間に合わないので本に書かれている町役場に電話するも結局拝観時間は分かりませんでした。しかし、とりあえず、如意輪観音堂に向かうことにしました。

拝島駅からJRに乗り、八高線越生駅で下車した我々は拝観終了時間が気になるので、タクシーで如意輪観音堂に向かいました。しかし、運転手の方が如意輪観音堂と言っても場所が分からず、再び、町役場に電話して住所を教えて貰いました。ちなみに帰りは歩いて戻りましたが、如意輪観音堂への方向を示した看板がそこそこに立っているので、歩いても道に迷うことなく到着できると思います。

タクシーを降り、歩を進めると石段の上に見える堂内がまだ明るかったので、「拝観できる」と思い、石段を上ると、お堂とその隣に収蔵庫がありました。お堂に居られた方に挨拶をし、収蔵庫に向かいました。

収蔵庫には中央に如意輪観音坐像が安置されていました。如意輪観音像といえば、六臂で手を顔に当てている姿を想像しますが、こちらの如意輪様は二臂で半跏趺座の古い形式でした。また、銘文がある仏像としては関東最古の仏像で、1162年に造られたものです。

素敵な観音像で「来た甲斐があった」と思いました。平安時代末期に造られた像ですが、平安初期の特徴が見られる像で、顔の表情の印象が正面から見る時と横から見る時では違って感じるのが印象に残りました。

拝観後、お堂に居られた方に尋ねると拝観は六時までだそうです。お堂に上がって色々とお話を聞きましたが、地域の方々が仏像をずっと昔から守り続けているというのは素晴らしいなと思いました。
・銘文のある像では関東最古の像
・六臂ではなく、二臂で半跏趺座という古い形式
という特徴があり、守られている方々も多くの人にお参りに来て欲しいとおっしゃっていましたので、関東の仏像好きの方々は是非、拝観に訪れて下さい。11月3日以外にも春のお彼岸の中日、四万六千日の7月10日に近い日曜日にも御開帳があるそうですが、詳細は町役場に御確認下さい。越生に行くのは少し不便ですが、訪れて、後悔することは絶対にないです。
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