万治の石仏は岡本太郎が絶賛した石仏で万治の石仏に向かう川沿いに岡本太郎直筆の石碑もありました。

石仏の近くまで来ると石仏に目が奪われてしまいますが、「万治の石仏」お参りの仕方と書かれた案内板がありますので、確認しましょう。以下に書いておきます。

  1. 正面で一礼し、手を合わせて「よろずおさまりますように」と心で念じる。

  2. 石仏の周りを願い事を心で唱えながら時計回りに三周する。

  3. 正面に戻り、「よろずおさめました」と唱えてから一礼する。


万治の石仏は本当にインパクトのある石仏ですが、印相から阿弥陀如来像だと言うことが分かります。案内板によると彫られている文様から

 大日如来を教主とする密教の曼荼羅で、阿弥陀如来と大日如来を一体の石仏に共存させた「同体異仏」を信仰する密教集団の弾誓上人を祖とする浄土宗の一派である。
 「南無阿弥陀仏」と唱えれば現世でこの身このまま成仏できると説き、民衆に即身成仏による仏としての自覚を与えた。

ことが分かるそうです。

確かに印相は定印で、袈裟は通肩ですので、胎蔵界の無量寿如来を彫ったのかも知れませんね。万治の石仏もその不思議な形にだけ目を奪われるのではなく、その背後にある教えも知っておきたいです。



その後、諏訪大社下社春宮を訪れました。本殿を囲むように四本の御柱が立っており、諏訪に逃げてきたタケミナカタノミコトをそこから出ないように囲んでいるのだろうと思いました。


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