仏像の本に、月光菩薩は月の光のような淡い慈悲を、日光菩薩は太陽のような智慧を衆生に与えると書かれていました。

同じように釈迦如来の脇侍である文殊菩薩は智慧を、普賢菩薩は慈悲を表し、阿弥陀如来の脇侍である勢至菩薩は智慧を、観音菩薩は慈悲を表しています。

これは仏教において、智慧と慈悲が大切であることを示していると思います。前回の記事で書いた「人に迷惑かけちゃダメですよ」が智慧、「迷惑かけて生きているのだから、許してあげなさい」が慈悲になるのではないでしょうか。

お寺めぐりをするのは、仏の智慧を学ぶためと考えていましたが、智慧だけでなく、慈悲も学ばなければいけないと感じました。
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