月刊致知10月号に渡部昇一さんと外山滋比古さんの対談が掲載されていました。

渡部さんは「英語学はドイツのほうがイギリスより五十年進んでいる。だからドイツ語をやらなきゃダメだぞ」と言われ、大学の四年間ずっと履修して、大学院に進んでからも独学で勉強されていました。

ある時、大学院の院長に頼まれて仕事を手伝っていたら、「君、ごのドイツ語を英訳してみたまえ」と言われ、パッと英訳したら「君、ドイツ語ができるな。いまドイツに留学させようとしている学生が全然ドイツ語ができないから、君を行かせようかな」と。それで留学が決まったそうです。

これを読み、運をつかむにはきちんと準備をしていないとダメなのだと感じました。「○○を叶えたい」と思っても何も努力をしていない者に向こうから偶然にそれが飛び込んでくることなどない。運命の女神はそれに向けてきちんと努力をしている者に対して微笑むのだと改めて思いました。

また、渡部さんは八十歳の今も「ギリシャ・ラテン引用語事典」を暗記しようと学ばれているそうで、まさに今月の致知の特集である「一生青春、一生修養」を実践されている人だと思いました。

「少し前までの脳科学では、脳細胞は一日十万個ずつなくなっていくから、加齢と共に記憶力が悪くなる一方と言っていましたが、私は自分が脳学者の言うことを聞かなくてよかったと思っています」と話されています。私も新しいことを学ぼうという気持ちが湧いてきました。
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