伊豆箱根鉄道韮山駅で下車し、そこから歩いて北条寺に行きました。お寺の方の案内で本堂内に入ると中央に遊戯坐像の観音様が、右側に阿弥陀如来像が祀られていました。

遊戯(ゆげ)坐像は鎌倉にある東慶寺の水月観音像が有名ですが、関西地方にはなく、関東地方には数体あるそうです。
これは別の場所で聞いた話ですが、遊戯坐像は宋時代のもので、当時の京都は文化的に成熟していたので宋の文化をそのまま取り入れることはありませんでしたが、一方、鎌倉はまだまだ文化が成熟していなかったので、宋の文化を積極的に取り入れたためだと聞いたことがあります。

遊戯坐像の観音様を拝観するのは、東慶寺、横須賀の滝見観音につぎ三体目ですが、どの像も非常に個性的な感じがします。

阿弥陀如来像は頂いた案内によると、無き阿弥陀仏と呼ばれているそうです。これは北条寺の仏殿の本尊を運慶に命じて作らせ、以後、運慶の阿弥陀如来像は無いため、伊豆の無き阿弥陀仏と言われるようになったとのことです。

阿弥陀如来像は男前に感じ、東国の武将が好んだお顔をされていると思いました。
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