いつものようにJR姫路駅で下車し、そこから神姫バスに乗り、ロープウェイ乗り場まで。バスの中では歩いて書写山に登るので、降りるバス停を尋ねている人がおり、この炎天下の中、凄いなと思いました。私も一度はロープウェイを使わず、歩いて、円教寺まで行きたいと思っていますが、さすがに夏は遠慮します。
終点でバスを降りたのは私一人でしたが、ロープウェイには沢山の人がおり、ロープウェイに乗って、山上へ。
山上は下界に比べて涼しかったです。摩尼殿までの参道には西国三十三所の写し観音像があるので、毎回、一つ一つを確認しながら歩いています。また、田園アートをやっており、参道から田園アートが綺麗に見えました。左の兜の田園アートはまだ時期が早い気がしましたが、右側の姫路城の田園アートは良く分かりました。

摩尼殿に到着。何回見ても摩尼殿はカッコイイと思います。しばらく眺めた後、石段を登って、堂内へ。観音様にお参りした後、しばらく堂内にいましたが、その時、気になったのは、帽子を取らない人が多いことです。熱心にお参りしている人でも、脱帽していない人がいるのは不思議です。なぜ堂内で脱帽する必要があるかはリンク先の記事を読んで下さい。
摩尼殿の次は大講堂、食堂、常行堂の三つのお堂がコの字に並ぶ場所に行きました。三つのお堂も何度見てもカッコイイと思います。
そして、食堂二階にある仏像展示に行きました。以前円教寺を訪れた時と比べ、今回は弘法大師のお手判が印象に残りました。830年7月7日に弘法大師が一万遍の護摩供結願し、その炭の灰をもって自ら作った31体の一つだそうで、全国に5体残っているそうです。
前回も印象に残った鶴の上に乗った如意輪観音像も良かったですし、五大明王像も印象に残りました。五大明王は全て坐像で、坐像の五大明王像は他で拝観したことがあったかなと考えました。
前回無かった姫路市夢前町糸田地区にある旧大日堂に祀られていた平安初期の16体の仏像が安置されていました。しかしながら廃仏毀釈の結果、どの像もボロボロで、なんとか仏像であったことが分かる程度です。
紹介には以下のように書かれていました。
人類は歴史の中で幾度となく、過ちを犯してきました。それは過去のことではなく、今もそういうことがありえます。
世間智は時代により変化するものです。今あたりまえと思っていることでも、真理とかけ離れていることもあるということを知っておきたいものです。
仏像展示を拝観し終わり、境内を歩いていると、「今日は終戦記念日なので、12時から黙祷をお願いします」のアナウンスがあり、それに合わせて、摩尼殿に戻りました。そして、12時に観音様のいらっしゃる摩尼殿で黙祷をしました。
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