石道寺はふるさとまつりに合わせて開かれているのではないので、拝観料300円が必要でした。石道寺に訪れるのは今回で二度目ですが、最初に訪れた時はあまり記憶がないので実質、初めての訪問と言っていいと思います。こちらの観音様は吉田さらささんのツアーを企画している高梨さんが好きな観音様です。よって、お会いできるのを楽しみしていました。しかし、近くで拝観してもそれほどグッときません。
「これはおかしい」と思い、堂内を移動して拝観しましたが、私的には離れた場所から拝観するのが良いと気づきました。観音様の正面の離れた場所に座り、そこから拝観した時のお顔はとても美しく感じました。
石道寺を拝観するのに予約が必要かと思っていましたが、月曜日は休みで、それ以外の日は予約なしで拝観できるそうです。11月の紅葉の季節は月曜日も休まずに拝観できるそうです。紅葉が美しいと言っていましたので、いつか紅葉の季節に訪れたいです。
・己高閣、世代閣
己高閣、世代閣もふるさとまつりに合わせて開かれているのではないので、拝観料500円が必要でした。正面に鶏足寺の本尊であった十一面観音像が安置され、脇侍のように不動明王、毘沙門天像が安置されていました。
右に石田三成が小さい頃にいた法華寺にあった七仏薬師が安置されていました。石田三成の母のお墓もこちらにありました。
左には兜跋毘沙門天像が安置されていました。どのようにして祀られていたか分からないそうですが、兜跋毘沙門天が入口を守る己高山は一大寺院だったことが想像できました。
世代閣は正面に薬師三尊像と十二神将像が祀られていました。こちらの日光、月光菩薩像は好きな仏様です。特に下半身に残っている色彩が良いと思います。
右には有名な魚藍観音像が祀られていました。そして左側に行くとなんと十所権現像が公開されていました。尋ねると、昨年から一般公開されるようになったそうです。日吉大社の神像は猿そのもので非常に珍しかったです。
また、お市の方がお寺に寄贈したふすま絵も展示していました。この絵をお市の方も見たのかと思うと戦国時代好きとしては感慨深いものがあります。
その後、薬師堂、大日堂に行きました。どちらもガラス越しの拝観となりましたが、薬師堂では、薬師三尊と十二神将像が祀られていました。こちらの日光、月光菩薩像も素晴らしかったです。大日堂には本来は大日如来と釈迦如来像が安置されていますが、釈迦如来像は修理のため、パネルの展示になっていました。
・赤後寺
赤後寺は今回初めて訪れるお寺です。お道の中央に厨子があり、そこに千手観音と聖観音像が安置されており、良三の足下に小さな身代わり観音仏がありました。千手観音像は手の数が少なかったので尋ねると元は42本あったそうです。
お賓頭盧さんも祀られていましたが、赤い頭巾をかぶっていました。これはお地蔵さんと間違えてかけられたそうですが、当時の信仰を大切にして、今も赤い頭巾をかぶったままにしているそうです。
カテゴリ
タグ