18日の日曜日に埼玉県本庄市児玉町に寺社めぐりに行ってきました。まず最初に訪れたのは、百体観音堂、通称「さざえ堂」です。さざえ堂は福島県会津若松市にあるものが特に有名ですが、他にも二つあり、それぞれ群馬県太田市と埼玉県本庄市にあります。

百体観音堂の公開は、3月15日から5月15日(木曜日定休)の午前10時から午後4時までです。それ以外の公開は、二週間前の予約が必要となります。今回は同行の方が予め予約をしてくれていましたので、入堂して、お参りすることができました。

百体観音堂は、1783年の浅間山大爆発の際に亡くなられた多数の方々の万霊供養として建立されました。現在の建物は1910年に再建されたものです。外観は二層ですが、内部は三層になっています。

お堂に近づくと大きな鰐口に目がいきます。直径180センチ、厚さ60センチ、重さ750キロある日本一の大わにぐちです。

鰐口を鳴らして中に入ると、一階には秩父34観音霊場の観音様、二階に坂東33観音霊場の観音様、三階に西国33観音霊場の観音様、合わせて、百体の観音様が祀られていました。これらの像を順番にお参りすると、知らず知らずに中央本尊の白衣観音を右まわりに三回めぐって正面に戻れるようになっており、これは右続三旋といって、仏を礼拝する一番丁寧な作法だそうです。

秩父はまだ巡っていませんが、坂東は途中まで、西国は二度満願しましたので、知っている観音様に再会できたのは嬉しかったです。

さざえ堂という建物の珍しさが目当てで訪れましたが、浅間山の大爆発で亡くなった全てのものを弔うために建てられたお堂だと知り、さざえ堂の建物がどうだなどは二の次になりました。


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