月刊致知8月号に掲載されている曽野綾子さんとクライン孝子さんの対談より。

前にインドに行った時のことですが、インド風の宿に長く泊まり続けている日本の若者たちがいました。彼らは誰もが素直で感じの良い青年だったんです。会社を辞めてきた人、親から諦められているという人。誰もが自分で稼いだお金で来たというから、一応は独立心はあるのでしょう。

しかし、一日中ガンジス河を眺めて煙草をふかしていた彼らの印象を同行していたインド人の神父に聞くと「誰もが幸せそうに見えなかった」と。

彼らは自由と経済力と健康、知能すべてを持っているのに、なぜそう感じたのか。神父はこう言いました。
彼らはしたいことをしているだけで、人としてすべきことをしていないからです

自分のしたいことをしていることが幸せだと勘違いして、やるべきことを放棄している。それがいまの日本人の未熟さの根源かもしれませんね。
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