紹太寺の後は箱根阿弥陀寺を訪れましたのでその時の話を書きます。
きつい坂道を登り切ると箱根阿弥陀寺の本堂が見えました。境内には結構人が多かったです。阿弥陀寺はあじさい寺として知られているので、アジサイを見に来ている人が多いのだと思います。

本堂の前には転法輪(数珠車)があり、大きな数珠を回しながらお参りをしました。するとお寺の方が「どうぞ、中に入って御本尊様にお参りして下さい」とおっしゃいましたので、お堂の中に入り、御本尊様が祀られている部屋に入りました。そこには、立派な阿弥陀三尊像が祀られており、観音と勢至菩薩はいわゆる大和座りをしていました。

御本尊へのお参りが終了すると、お寺の方が「お抹茶でも飲んでいきませんか」とおっしゃられ、抹茶を飲んでいるとご住職が現れ、琵琶を弾きながら平家物語の有名な冒頭を朗読して貰えました。

その後、ご住職から一人で駅からの道を造った話などを聞かせて貰い、今は人がたくさん訪れ賑わっている阿弥陀寺もほんの30から40年前は寂れたお寺だったことを知りました。

今のご住職によって阿弥陀寺が再興されたので、ご住職はまさに「念ずれば花ひらく」を実践された人です。このように何かを実践された人の話を聞くのは本当に為になります。

話が終わった後、「あじさい物語」という冊子を購入すると裏に以下のような文章を書いて頂けました。

今日の一日は一生の中の大切な一日
今日出会う人々と仲よく語り合って行きたい

ご住職が「一期一会」を分かり易い文章を書いたものだそうです。
きっと今の自分に必要なことなので、このような文章を頂く機会に恵まれたと思うので、しっかり心に刻み込みたいと思います。
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