月刊致知7月号に掲載されている日本画家の藤島博文さんと村上和雄さんの対談より。

上品な真の作品はものすごく高い「気」を出していて、その「気」に触れると、スイッチがオンになる遺伝子があるのではないかなと。私はそれを「美伝子」と名付けているのです。

素晴らしい作品を見た瞬間、美伝子がオンになると、その人の生命に潤いと輝きと逞しさが湧いてくるなど心が健康になる。昔の人はそのことがよく分かっていて、宗教などはその力を十分に活用していたと思います。

仏教でもキリスト教でも、お寺や教会は本尊や聖像をはじめ、素晴らしい美術品、芸術作品で埋め尽くされています。それを拝むことによって人々は生きる力を得てきたわけです。

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お寺めぐりの経験から、美伝子はあると思います。
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