次は行者堂に行きました。平城遷都1300年記念として、6月1日から30日まで、役行者像特別公開されています。堂内に入ると大きな役行者像に驚きました。像高130.3センチで、木像としては日本で一番大きなものです。杉材の木目の粗い寄木造りだそうですが、顔の部分にある木目がしわのように見え、木目を上手に利用しているなと感じました。
役行者像の前には前鬼、後鬼像が祀られていました。前鬼が赤鬼、後鬼が青鬼です。聖護院を訪れた時に、「前鬼は斧を手に持っているのが特徴」と聞いたのですが、松尾寺では、後鬼(青鬼)が手に斧を持っており、「松尾寺では逆になっているのかな」と思いましたが、どうなんでしょうか。
役行者像の向かって左に祀られている像はどなたか分からなかったのですが、お寺の方によると、役行者のお母さんだそうです。役行者のお母さんが祀られているのは珍しいそうで、確かに今まで、拝観した記憶がありません。
次は七福神堂に行きました。こちらには弘法大師作といわれている大黒天像が祀られています。堂内に入ると中央に大黒天像が安置されていましたが、一般的な優しいお顔の大黒様ではなく、忿怒相の大黒様でした。大黒天の左右には、胎蔵界の大日如来像、金剛界の大日如来像が安置されており、興味深かったです。
次は鐘楼に行き、「厄除の鐘」として知られ、厄を払うと伝えられる鐘をつきました。そして、お花畑を訪れ、バラを観賞しました。
今回初めて松尾寺を訪れましたが、やはり、次は11月3日の特別開扉の日に訪れたいです。
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