当麻寺の奥の院は浄土宗総本山知恩院の奥の院として建立されたお寺です。当麻寺を訪れたのは今回で三回目ですが、奥の院を訪れるのは初めてです。以前、吉田さらささんから「素晴らしい二十五菩薩来迎像がある」と教えてもらっていたので、二十五菩薩像にお会いするのが一番の目的です。

拝観料を払って境内に入ると、まずは本堂に上がりました。中央には厨子が安置されていましたが幕が下りていましたので、どなたが祀られているか分かりませんでした。知恩院の奥の院なので、多分、法然上人が祀られているような気がしますがどうなんでしょうか。

左壇には中将姫像、聖観音像、右壇には宝冠阿弥陀如来像、月蓋長者像、善財童子像が安置されていました。

お堂を出ると、浄土庭園を散策。石彫くりから龍があり、三石は倶利伽羅、制多迦(せいたか)童子、矜伽羅(こんがら)童子を表していると思います。浄土庭園なのに密教の仏様を表す石が置かれているのは不思議な気がしますが、多分、奥の院に国宝である倶利伽羅龍蒔絵(くりからりゅうまきえ)経箱があるからだと思います。



更に歩を進めると宝池があり、そこから見える阿弥陀仏石像などの景色は浄土を表しているような気がしました。



成道庭園の散策が終わると宝物館です。入館すると係の人がアナウンスを流してくれました。奥に4X4メートルの當麻曼荼羅、左側に中将姫絵伝があり、右側にお目当ての二十五菩薩来迎像がありました。大きな像ではありませんが、一体一体がとても楽しそうです。楽しそうなその姿を見ることにより、死に対する恐怖を和らげたのでしょう。

また気になったのは厨子に入った弥勒来迎像です。来迎といえば阿弥陀如来というイメージがありますが、弥勒菩薩の住む兜率天に生まれ変わるという考えもあるのだということを知ったのは有意義でした。
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