平城遷都1300年祭の記念行事として当麻寺で行われるイベントの中で最も注目を集めたのは、東塔、西塔が創建以来初めてそろって開扉されるこのイベントだと思います。私もこの開扉を楽しみにしていました。

東塔へは中之坊の境内から行くのかと思っていましたが、一旦、外に出てから行くとのこと。そちらに向かって歩いている方が何人かいましたので、その人たちの後をついていくと東塔へ。てっきり拝観料がいると思っていましたが、無料で拝観できました。

東塔では基壇上より拝観することができ、ぐるっと一周すると、初層の正面と裏に大日如来像が安置されていました。建築に関する知識はありませんが、奈良時代に作られた塔からは歴史の重みを感じられました。

またその時は思いませんでしたが、頂いた案内には「奈良時代 安置仏 大日如来」と書かれており、この前の地方仏フォーラムに参加して、奈良時代に密教の大日如来はどのように信仰されていたのだろうと興味がわいてきました。



次は西塔です。こちらも無料で拝観できましたが、基壇上に行くことは出来ず、塔の正面に用意された壇上からの拝観となりました。正面に見える開扉された扉の中には東塔と同じように大日如来像が安置されていました。頂いた案内によると「平安初期 安置仏 大日如来」だそうです。



東塔、西塔は今まで遠くからその景色を楽しんでいただけで、近くまで行けることさえ知りませんでしたが、今回、初層の中を拝観することができ、良い経験となりました。天平時代に造られた東塔、西塔を大切に後世に伝えていくのは当然ですが、建物だけでなく、造った人々の思いも後世に伝えるのも大切ですね。
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