山形県高畠町にある大聖寺では、まず本堂から拝観しました。堂内には中央に大日如来坐像、その右に聖観音立像が祀られていました。聖観音像は単尊の仏様でなく、阿弥陀三尊像の一つのように感じましたが、やはりそのようで、お堂の右側に阿弥陀如来、勢至菩薩像が安置されていました。但し、痛んだままの状態ですので、阿弥陀三尊像としては祀っていないそうです。

次は大聖寺の本堂から少し歩いたところにある亀岡文殊堂です。奈良の安倍文殊院、京都・天橋立の智恩寺と共に日本三大文殊に数えられている文殊菩薩を祀るお堂です。文殊堂への道には人間大の十六羅漢像などが祀られており、興味深かったです。

文殊堂の堂内に入ると真っ暗でほとんど何も見えません。お寺の方が電気をつけて下さり、着座して、文殊菩薩像を拝観できるのを待っていました。しかし、しばらくして、「秘仏なので拝観できません」とのこと。がっかりしました。



お堂から出ると、「利根水」と呼ばれる知恵の水が飲めるようになっていましたので、水を飲みました。

このツアーでは参加者の人達は集合時間のギリギリにバスに戻ってくることが多かったですが、今回は皆さん、集合時間より結構前に戻ってきました。その理由は文殊菩薩像が拝観できなかったからではなく、到着した時、車内から「天ぷらまんじゅう」の文字をおみやげ屋さんで見たからです。

戻ってくると、バスの中から見えた「天ぷらまんじゅう」と書かれたのぼり旗がありません。なんと、お店は我々が拝観中に閉店していました。またまたがっかりしました。

大聖寺が最後のお寺ですとがっかりした気持ちのまま、帰京するところでしたが、最後に訪れた堂森善光寺が良いお寺でしたので、気持ちよく帰京できました。堂森善光寺は次回の記事で書きたいと思います。
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