西遊記と言えば、ほとんどの人が知っている話だと思います。三蔵法師が孫悟空、猪八戒、沙悟浄と一緒に天竺(インド)にお経を取りに行く話です。
しかし、孫悟空、猪八戒、沙悟浄に仏教的役割があるとは知っていましたか?
仏教では、我々の心の中に三毒と呼ばれる三つの悪い心
(1) 貧(とん)
あれが欲しい、これが欲しいと欲張るむさぼりの心
(2) 瞋(じん)
自分の思うとおりにならないとカッとする怒りの心
(3) 癡(ち)
わかってはいるがやめられないという、愚かな心
つまり、貪瞋痴(とんじんち)があるとされています。
孫悟空は瞋(じん)、猪八戒は貧(とん)、沙悟浄は癡(ち)を表しているそうです。
これを読んで、「なるほど」と思いました。私は貪瞋痴(とんじんち)については本で読んだこと、お寺で聞いたことがありますが、いつもどれが何だったか忘れていました。
しかし、この記事を読んで、貪瞋痴(とんじんち)を西遊記の登場人物に当てはめるとそれぞれの意味がすっと頭に入りました。
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