訪問日:平成22年5月2日
いよいよ結願のお寺です。JR横浜線十日市場駅で下車し、北口から歩いて行きました。宝袋寺も駅からほど近いところにあり、迷うことなく到着しました。

境内を歩くと開帳塔婆が見え、そこから結縁綱が小さなお堂(薬師瑠璃光堂)にのびていましたので、そちらに行きました。



薬師堂に入ると厨子の中に薬師立像、脇に日光、月光菩薩像が祀られていました。日光、月光菩薩像は腰をひねり、薬師寺の日光、月光菩薩像に似ているなと感じました。

そして、接待所も兼ねている受付に行き、御朱印をお願いすると、「結願ですか」と聞かれ、「そうです」と答えると結願証を頂きました。



その後、接待所の方と話をしましたが、
・宝袋寺はお寺を建立する時に古い巾着(きんちゃく、今の財布)を掘り出したことから「宝の袋」という意味で「宝袋寺」という名前になったそうです。
・本堂に山岡鉄舟直筆の額が掲げられているそうです。



これで武相寅年薬師如来霊場めぐりの全てのお寺を巡り、結願しました。二年前の子歳の旧小机領三十三観音めぐりをした時と同様に、近くにありながら今まで気づかなかった素晴らしい仏様と出会え、巡って本当に良かったと思いました。

来年の卯歳には武相観音霊場の御開帳があります。巡って素晴らしい寺院がたくさんあり、それぞれが一隅を照らしていることを実感したいと思います。
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