福寿院から歩いて福泉寺に向かいました。福寿院の接待所で時間を聞いたところ、「歩いて二十分ぐらいで着く」と言われ、大体それぐらいで着いたと思います。福泉寺の近くで立派なお宮が見えたので、持っている地図で確認すると長津田王子神社でした。こちらの神社も初めて知りました。本当にまだまだ知らない立派な寺社が近くにたくさんあります。ちなみに福泉寺は王子権現の別当寺として開創されたのが始まりです。
福泉寺の境内に入ると武相薬師霊場の赤いのぼり旗に混じって関東八十八ヵ所霊場の旗もあり、関東八十八ヵ所霊場の札所でもあることを知りました。
開帳塔婆に触れ、お堂に上がると前の参拝者の方に説明中とのことで少し待ちました。その時、ご住職に話を伺うと福泉寺も高野山真言宗のお寺で、武相薬師霊場の真言宗のお寺は全て高野山真言宗のお寺だそうです。確かに高野山真言宗のお寺が多いなと思っていましたが、真言宗のお寺が全て高野山真言宗だとは気づきませんでした。
前の方への説明が終了したので、普段は入れない内陣に入れてもらいました。中央には薬師三尊像が祀られていました。その前にお前立ちの薬師如来坐像が安置されていたのですが、法隆寺の薬師如来坐像の写しだそうです。
お話を伺うと戒壇めぐりができるそうです。「真っ暗な中を歩くことにより、目が見えることのありがたさを実感して欲しい」とおっしゃってましたので、お堂から出た後、早速、戒壇めぐりをしました。
暗闇の中、薬師如来像が祀られている下にある輪(鍵?)にも触れることができました。戒壇めぐりが終了して明るい外に出た時、目が見えることのありがたさが本当に良く分かりました。
その後、接待所に行き、イカスミたくあん、ゆず味噌大根を頂き、どちらもとてもおいしかったです。イカスミたくあんはおみやげとしても売っていました。
福泉寺は戒壇めぐりもでき、とても良いお寺だと思いました。また、接待所の方も良い方で、良いお寺には良い人が集まることを再認識しました。

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