当初の予定では安全寺から歩いて鶴川駅に戻り、そこからバスに乗って東光寺にいくつもりでしたが、鶴川駅から安全寺まで結構歩いたのでバスに乗って駅に戻ることにしました。バス停でバス等を確認すると、なんと駅に戻って乗る予定のバスがこの辺りを通過するではないですか。そこで、道路の反対側に行き、バスを待ちました。
目的のバスが来たので、乗車し、バス停「中村」で下車。実は事前に地図で調べた時はのどかな田園風景を予想していたのですが、バス停周辺は全然そんなことはなかったです。東光寺に行く前に帰りのバスの時刻を調べておこうとバス停に行くと40分後でした。ということで拝観時間は40分です。
赤いのぼり旗に導かれ歩いてくと東光寺のお堂が見えてきましたが、それより眼に入ったのはお堂の後ろにそびえ立つ千手観音像です。

お寺に着いてもどうしても千手観音像に目がいってしまいます。開帳塔婆、本堂、千手観音像が一列に並んだ風景は素晴らしかったです。


お堂に上がり、厨子に入った薬師三尊像にお参りをしました。厨子の後ろには釈迦三尊像、左右には大権修理菩薩、達磨大師が祀られていました。ということは、東光寺は曹洞宗のお寺ですね。
頂いた朱印の裏に書かれた縁起によると、こちらの薬師如来像は源頼朝の弟である範頼の守り本尊だったそうです。まだまだ知らない、由緒のある仏像が身近にたくさんあるのだと改めて思いました。
本堂裏の千手観音像は多摩長谷平和観音と呼ばれ、近くまで行けるそうなので、お堂を出た後、そちらに向かいました。境内には石仏がたくさんあり、それらを拝観していると40分という時間はあっという間に過ぎてしまいました。
また話は少しずれますが、医王寺、薬王寺は名前から薬師如来を祀るお寺だと分かりますが、寅年開帳している薬師霊場を巡って、東光寺も薬師如来を祀っているお寺に相応しい名前だと気づきました。東方浄瑠璃世界にお住まいの薬師瑠璃光如来様ですからね。
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