旧小机領三十三観音の四番札所を訪れる途中、車を運転している方が道路にはみ出して置かれていた自転車を避けようとして苦労していました。私はそれを見て自転車を道路の端に移動させました。ドライバーの方は私に礼を言い、走り去りました。

ここで私が言いたいのは「私はこんな良いことをしました」ではなく、「観音霊場をめぐっていると、色々と考えさせられる出来事に遭遇することがある」ということです。

霊場巡りをしていると、ついつい御朱印を貰うことが目的のようになってしまいます。この日も四番札所へ向かう途中、「12時から13時までお昼休みで御朱印が頂けないかも知れないから急いでいこう」と考えながら、急ぎ足で向かっていました。その時、上述の車の出来事に遭遇しました。

観音様のように困った人を見つけたらすぐに助けることにより、観音霊場めぐりをしている意味を再確認し、自転車を移動させる為に立ち止まることにより、御朱印を貰えるかどうかしか頭になかったのが「そんなことにこだわってはいけない」と思えるようになりました。

ちなみに昼休みなどはなく、12時過ぎに訪れても御朱印は頂けました。
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