稲毛七薬師霊場の正福寺を訪れた後、野津田薬師堂に行きました。実は訪れるまで武相薬師の札所だとは知りませんでした。お寺の近くまで到着すると開帳記念の赤いのぼり旗が立っていたので、そこで初めて気づきました。
車を降りて、少し歩くと本堂のその前に立つ立派な木が見えました。この時点で良いお寺だと感じました。

「早速、堂内に」と書きたいところですが、堂内に向かう前に素敵な誕生仏とお会いしました。頭がふつうの誕生仏よりも大きく、とてもユニークな像です。


堂内に入ると早速、薬師様にお参りです。左側から六体の十二神将、月光菩薩、薬師如来像、日光菩薩像、六体の十二神将が祀られていました。
この中で一番印象に残ったのが、日光、月光菩薩です。案内によると「信者さんが彫られたもので素人作りの佛像です」とありましたが、素朴でとても良い感じの仏像でした。日光菩薩の持つ太陽に八咫烏が描かれているのはよく見かけるのですが、月光菩薩の月にハッキリとウサギが描かれており、感動しました。
御本尊の薬師如来像は少し分かりづらかったですが、野津田付近の素人的仏師の作だと推定されているそうで、こちらも素朴な表現の仏像でした。薬師三尊像からは地方仏の良さが感じられ、何度も行ったり来たりしてしまいました。
野津田薬師堂で武相寅歳薬師如来霊場の発願ですので、専用納経帖を購入しました。納経帖の値段は2500円ですが、各お寺で100円ずつ払う形式なので、ここでは朱印代を含めて、400円を払いました。専用の手提げ袋や地図なども頂き、武相寅歳薬師如来霊場はしっかりした霊場だと感じました。
境内には多くの人が参拝に訪れており、また「お薬師さんの話」などの資料も頂き、気持ちの良いお参りが出来ました。
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