京浜急行金沢八景駅で下車し、まずは瀬戸神社でお参りです。鎌倉幕府を開いた源頼朝が伊豆での挙兵にあたって御利益を頂いた伊豆三島明神(三島大社)の分霊を金沢に祀ったのが瀬戸神社の始まりです。
龍華寺に到着すると「牡丹まつり」と書かれたのぼり旗と共に「天平仏御開帳」と書かれたのぼり旗もありました。

菩薩坐像はてっきり本堂で御開帳されていると思っていましたが、山門右側にある地蔵堂に安置されていると書かれた張り紙がありましたので、早速、地蔵堂に入りました。地蔵堂という名前ですが、一般に想像するようなお堂ではなく、近代的な建物で、その中央に菩薩坐像は安置されていました。
まずは手を合わせて、お参りです。ガラスケースに入っているかとも予想していましたがそうではなく、間近とはいきませんが、近くから拝観することができました。菩薩らしい美しい御姿でした。「天平仏」、「脱活乾漆造り」でなくても、良い仏像だと思います。持物を持っていませんが、特に右手は何を持っていたのだろうと想像力をかき立てられました。
地蔵堂の入口に菩薩坐像の画が入ったクリアファイルが売られていたので購入しました。値段は100円で、お寺で売られているこの種の物としては安いと思います。
境内は平日にも関わらず、多くの人で賑わっていました。といっても、天平仏の御開帳が目当てではなく、牡丹まつりが目当ての人が殆どだと思います。多くの人が写真を撮っていました。

一つ残念だったのは本堂が閉ざされていたことです。せっかくの機会なので、本堂内で参拝できるようになっていればと思いました。
金沢八景駅に戻る途中に今度は瀬戸神社の向かいにある琵琶嶋神社に立ち寄りました。神社の入口には源頼朝に縁のある福石もあり、この辺りは興味深い物がたくさんあります。

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