訪問日:平成22年4月17日
横浜市営地下鉄センター南駅から歩いていきました。山門から見る境内の雰囲気はとても良く、本堂へ続く長い参道は歩いていても気持ちよかったです。

本堂に着くと中央ではなく、向かって左側に開帳塔婆が立っていました。ということは薬師如来像は左壇に祀られているということですね。


山門から見た境内


本堂左に立つ開帳塔婆

お堂に上がるとまずは中央壇からお参りです。厨子の扉が閉じられ、仏様を直接拝観することはできませんでしたが、御真言から虚空蔵菩薩だと分かりました。脇には、伝教大師像と天台大師像が祀られていました。

左壇に移動すると厨子の中に薬師如来立像、そのそばに小さな日光、月光菩薩像、十二神将像が祀られていました。薬師像の両脇には共に不動明王像が祀られていました。

御朱印を頂いた後にお寺の方に「虚空蔵菩薩は御開帳されないのですか」と尋ねると、秘仏で公開はされないのだそうです。
また、京都の渡月橋の近くに法輪寺という虚空蔵菩薩を祀るお寺があり、京都の人は十三歳になると法輪寺に十三参りをする習慣があるそうです。よって、子どもの頃に法輪寺に十三参りをして、大人になって横浜近辺に住むようになった人が自分の子どもが十三歳になった時に正覚寺にお参りに来ることもあるそうです。

正覚寺は境内の雰囲気も古刹らしく良い感じで、お寺の方から虚空蔵菩薩の話を聞けて、良いお参りとなりました。
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