宝鏡寺では使者の間に皇女和宮を模した人形が展示されていました。他の展示は写真撮影不可でしたが、和宮の人形だけは撮影OKでしたので、写真を掲載します。



次は本堂で秘仏の聖観音様にお参りしました。聖観音像は伊勢の二見浦で漁網にかかったと伝えられ、膝の上に小さな円鏡を持っています。だから、お寺の名前が宝鏡寺なのだそうです。

人形では、まんじゅう食い人形が印象に残りました。ある人が童子に「お父さんとお母さん、どちらが好きか」と尋ねたところ、この童子は手に持っていた饅頭(まんじゅう)を二つに割って、即座に「おじさん、これどちらがおいしいか」と逆に質問したそうです。この頭の良い童子にあやかろうと饅頭食い人形ができたそうです。

天皇家の人形も印象に残りました。人形は三頭身で、美形の人形ではありませんでした。これは、天皇家であっても子供が大きく成長するのは難しく、美しさよりもふっくらとした元気な子に育つことが望まれたからだそうです。


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