月刊致知2010年2月号に日本の神経解剖学に大きな足跡を残し、京大総長を務めた平澤興氏に関する「学に生きた人 平澤興」が掲載されていました。

先生は講演に呼ばれるとよく「人間 その無限の可能性」と題したお話しをされました。人間には誰にも無限の可能性が与えられており、努力さえ傾ければ、幸運の扉は開かれる。そのために何より大切なことはあくまでも自己との約束を守り、一度やろうと決心したことは必ずやりとおし、決して自己を欺かぬことである。これさえできるようになれば、もう人生は自分のものである。

「学ぶ」ということは人間の無限の可能性を知ることではないかと感じています。「自分はこの程度だ」「人生なんてこんなものだ」、そんな風に低い程度で諦めるのではなしに、学んで学んで学んでいけば、ほんの少しでも自分の中に安らぎのようなものを抱くことができるのはないかと思います。
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