月刊致知2010年1月号に掲載されていた占部賢志さんと渡邊毅さんの対談より。

ビクトール・フランクルが昭和44年に来日した時、以下のような講演をしました。
 フランクルは人という文字の隣に幸福と書いて、間に矢印を引いてX(バツ)とお書きになった。つまり人間は幸福を求めても幸福になれないと。
 次に人間という文字から生きる意味という言葉に矢印を引き、そして幸福から生きる意味へ矢印を引いた。要するに人間は人生の意味を求めると幸福はついてくるということです。

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上の話には同意できても、「人生の意味とはなんだろう」と思う人が多いと思います。占部さんも
 人生の意味を求めること、これが戦後、学校教育の中でなされなかったんじゃないのか。人生の意味をまっとうな知育の中で気づかせていく。それが教育の最大の目的です。
と述べています。

生きる意味とは楽天知命の記事に書いた

神仏が与えてくれた環境に感謝し、自分の役割を知り、それを通して、世のため、人のために尽くす

ことではないかと思います。自分の役割を知るには、学ばなければなりません。また、少し学んだからすぐに自分の役割が分かる訳ではありません。継続して学ぶ続けることによって、自分の役割が見えてくると思います。

自分の役割が分かり、それを通して、世のため、人のためになることを実践する。その結果として、多くの人々に喜んで貰えた時、最高の幸福が得られると思います。
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