本日は金沢文庫で行われている企画展「菩薩たちの夢」を見に行きました。

金沢文庫の展示では土・日・祝日の午後2時と3時からボランティアガイドの方による解説がありますので、それに合わせて訪れました。

案内に“展示では、仏典・仏像・仏画から「菩薩」を通してみえてくる仏教の歴史を紹介します”とあるように、お釈迦様が亡くなってから菩薩という存在が生まれるまでが紹介されていました。

摩訶迦葉、阿難、優波離の像が展示されており、お釈迦様の入滅後、摩訶迦葉、阿難、優波離が中心となって、第一結集が行われたことが紹介されていました。

下の画像にあるポスターに使われている菩薩半跏像は2から5世紀にパキスタンで作成されたものだそうです。松戸市立博物館には、今回展示されている以外にもガンダーラ仏があるそうで、しかも常設展に展示されているのでいつでも見ることができるそうです。



その隣には福生市清岩院の菩薩立像が展示されていました。6から7世紀の中国で作成されたもので、腰をひねった美しい像でした。

横浜市・光明院の弥勒菩薩像も展示されていました。しかし、その姿は大日如来像のように見え、弥勒菩薩と判断する特徴はどこにあるのだろうと思いました。
また、来迎弥勒菩薩図も展示されており、来迎といえば、阿弥陀如来だけかと思っていましたが、弥勒菩薩の来迎もあることを知りました。

奈良・福智院の興正菩薩像の複製が展示されていました。興正菩薩(叡尊)は西大寺の中興の祖として知られていますが、浄土教により阿弥陀信仰が広まり、釈迦信仰が廃れるのを見て、釈迦信仰を復興すべきと活動したそうです。

叡尊は北条氏の招きにより鎌倉に来たことがあり、金沢文庫のある称名寺はもともと阿弥陀信仰のお寺でしたが、北条執権が叡尊に帰依していたので、真言律宗のお寺になったそうです。

鎌倉時代の宗教者として、法然、親鸞、日蓮などに比べて、叡尊、その弟子の忍性はあまり知られていません。しかし、特に忍性の行った慈善活動はもっと広く知られてもいいのではないかと思います。
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