願成寺には会津大仏で知られる阿弥陀三尊が祀られています。阿弥陀如来像は2メートル41センチで光背には千体の化仏がついています。観音菩薩像は1メートル28.5センチ、勢至菩薩像は1メートル30センチで、両菩薩像は正座をして、少し腰を浮かせた、いわゆる「大和座り」をしています。

この形式は京都三千院の来迎三尊像と同じもので東北地方では珍しいものだそうです。残念ながらガラス越しでの拝観となりましたが、阿弥陀三尊像の素晴らしさは伝わってきました。

お堂の前には池があり、紅葉が綺麗でした。浄土式庭園かなと思いましたが、どうなんでしょうか。



また、お堂の前には坂村真民さんの「念ずれば花ひらく」の詩が刻まれた碑がありました。残念ながら、それに気づく人は誰もおらず、真民さんの次の言葉を思い出しました。

 小さな花でいいのだ、人にほめられるような大きな美しい花ではなく、だれからも足をとめて見られなくてもいい、本当の自分自身の花を咲かせたらいいのだ、それを神さま仏さまに見てもらえばいいのだ。


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