柿の坊は浄土真宗本願寺派の西福寺が経営する宿坊です。部屋に置いてあった新聞記事によると、開設当時は若者向けペンションブームであり、寺はご年配の方の行く所というイメージだったそうです。ご住職は宗門の大学で学ぶ中で、ずっとこの教えが若い方に大切だと考えておられ、それで宿坊を作る時、ペンションにしたそうです。
同じ新聞記事からですが、私たちの煩悩を渋柿の渋に例えた例話がある。そこで、キャッチフレーズを「渋柿が甘くなる。こんな私が和(やわら)かくなる。お陰さまで、仏さまで」としたそうです。
渋柿の例話は知りませんでしたが、インターネットで調べると多分、「渋柿の 渋そのままの 甘さかな」だと思います。
「渋柿の 渋そのままの 甘さかな」に関しては、浄土真宗のご住職が色々と解説をされているのをインターネットで読むことができますので、是非、調べてみてください。
到着すると部屋に荷物を置いた後、早速、夕食となりました。ご住職が料理を一品一品、説明してくれました。料理は是非、柿の坊のホームページの田舎郷土料理のページを見てください。地元の食材を生かした料理はとても美味しかったです。食事は目で味わい、舌で味わうというが、耳で味わうこともあると思うと書かれていましたが、本当にそうですね。
翌日には、朝のお勤めが7時から始まりました。全員に経本が配布され、ご住職と一緒に読経しました。その後、ご住職の法話がありました。浄土真宗の朝のお勤めは初めてでしたが、良い経験でした。

ペンション風宿坊

朝のお勤めをしたお堂
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