昨日、上野公園を訪れると上野大仏の近くに何やら変わったものが展示されていました。「Overall」プロジェクトというものだそうで、世界各地の巨大な喪失物を古着を縫い合わせたパッチワークのオーバーオールで再建する試みとのことです。

 かつて上野公園には7メートルもの大仏が鎮座していました。震災や戦争で手足や胴体が喪失し、現在はご尊顔のみ奉安されています。形見としての服が故人の存在感を強く示すことがあるのとは逆の順序で、Overallプロジェクトではモチーフの記憶に新たな装いを与えていきます。
と案内板にありました。

多分、等身大に作られていると思うので、今はお顔しかない上野大仏の本来の姿を想像することができました。
11月7日まで展示されるそうなので、是非、どうぞ。


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