月刊致知11月号に井伊直弼の子孫である井伊直岳さんの話が掲載されていました。

直弼の「茶湯一会集」の巻頭に「一期一会」という言葉があります。この言葉で茶の湯の思想を最初に表現したのは直弼だといわれています。
茶会での出会いは一生に一度限り、だからこそ、心を尽くしてその出会いを大切にせよ、という意味です。

「一期一会」という言葉は、茶の湯の世界に限らず、広く解釈すれば、直面する瞬間を精一杯生きること、その場その場で最善を尽くすこと、と理解することができます。

その場その場で最善を尽くすといっても、場当たり的な行動ではありません。大きな使命があり、その本願に従って、長期的視点を持って行動すべきです。

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井伊直岳さんは直弼が残した言葉の中で最も好きなものと述べていましたが、私も一期一会という言葉は好きですし、多くの人が好きな言葉だと思います。

しかし、私を含め、多くの人が一期一会という言葉を安直に用い、一期一会の生き方を実践できている人は少ないのではないでしょうか。何の展望もない、場当たり的な行動ではなく、大きな使命の元に直面する瞬間を精一杯生きるような生き方をしたいものだと記事を読んだ後、感じました。
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