観音堂の内々陣で御本尊の如意輪観音像を拝観しました。お寺の方がいらっしゃり、如意輪観音像について簡単に説明をしてくれました。如意輪観音像は両足の裏を合わせており、それを輪王座と呼ぶそうです。左足が自分自身、右足が仏で、仏の力で自己を抑えることを表しているのだそうです。
いわんとすることは分かりますが、別の表現の方が良いと思いました。仏様が抑えつけているのは人間の三毒であって、人間の向上心を抑えつけている訳ではありません。よって、仏の力で自己の三毒を抑えつけているの方が良いのではと思いました。
御本尊の如意輪観音像は本当に素晴らしいです。三井寺展でお会いして以来です。美術館で間近に拝観できたのも良かったですが、本来のお堂にいらっしゃる観音様も良かったです。
次の御開帳は33年後だそうなので、今回の御開帳の機会に是非、拝観されることをお薦めします。

観音堂で観音様にお参りした後、百観音堂に行きました。今年、高月観音まつりに行った時に見た、後ろを向いてしまっている観音様が祀られているか確認するためです。後ろを向いてしまっている観音様、確かに祀られていました。ということは、やはり本当に後ろを向いてしまっているということですね。また盆踊りを踊っているような観音様もいらっしゃいました。こちらは高月の観音様よりは控えめでした。
最後は千団子月例祭が行われている護法善神堂に行きました。お堂では鬼子母神(訶梨帝母)像を拝観することができました。東京で行われた三井寺展では出展されていなかったので、今回初めてお会いしました。想像よりも小さな像でしたが、子供に対する優しさに溢れていました。
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