昨日の記事の続きです。五木寛之さんの本、「他力」からです。

よく情報と言います。けれど、いま流れている情報は情報ではありません。情報というのは、悲しみとか怒りといった「情(じょう)」がしっかりこもっていなければいけない。けれども、一般に言われている情報というのはたんなる数字です。

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インターネットの時代になって、情報が簡単に手に入るようになりました。様々な情報が大量に手に入るため、我々は情報の波に飲み込まれている状態かも知れません。

でも、それらの情報をよく見ると情のこもった本物の情報というのはほとんどありません。我々は本当に情報の波に飲み込まれているのでしょうか。むしろ、本物の情報に飢えているのかもしりません。
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