沖縄都市モノレール「ゆいレール」首里駅で下車しました。そこから15分程歩くと首里城に着きます。駅から首里城へ向かう途中に円覚寺跡がありました。

道路からは「史跡 円覚寺跡」と書かれた石碑と総門が見えるだけで私以外、立ち寄る人などいませんでした。



案内板には
 円覚寺は琉球における臨済宗の総本山で、山号を天徳山と称した。第二尚氏王統の菩提寺であり、琉球随一の寺院であった。
 尚真王が父王尚円を祀るため、1492年から3年がかりで建立したと伝えられる。鎌倉の円覚寺にならった禅宗七堂伽藍の形式を備えており、寺域は約3500平方メートルであった。総門を入ると放生池があり、放生橋、山門、仏殿、龍淵殿が一線上に配置されていた。
 昭和8年に円覚寺伽藍として国宝に指定され、総門前庭の円鑑池やハンタン山の緑に映えて荘厳な寺院であったが、去る大戦でほとんど破壊された。
 現在の総門は昭和43年に復元されたものである。放生橋は昭和42年に修復された。橋の勾欄羽目の彫刻は精緻を極め、沖縄の石彫美術の最高傑作であるといわれている。
とありました。

総門の脇から奥に進みました。柵があり、近くに行くことはできませんが、総門の裏側にある放生橋を見ることができました。



円覚寺は再建されないのでしょうか。円覚寺こそ、再建すべきお寺だと思います。臨済宗の方々には是非、再建の努力をお願いしたいです。

また、仏教関係の建物としては近くに弁財天堂がありました。お堂へ行くための橋は天女橋と呼ばれているそうです。