2009/09/02

沖縄 円覚寺跡

沖縄都市モノレール「ゆいレール」首里駅で下車しました。そこから15分程歩くと首里城に着きます。駅から首里城へ向かう途中に円覚寺跡がありました。

道路からは「史跡 円覚寺跡」と書かれた石碑と総門が見えるだけで私以外、立ち寄る人などいませんでした。



案内板には
 円覚寺は琉球における臨済宗の総本山で、山号を天徳山と称した。第二尚氏王統の菩提寺であり、琉球随一の寺院であった。
 尚真王が父王尚円を祀るため、1492年から3年がかりで建立したと伝えられる。鎌倉の円覚寺にならった禅宗七堂伽藍の形式を備えており、寺域は約3500平方メートルであった。総門を入ると放生池があり、放生橋、山門、仏殿、龍淵殿が一線上に配置されていた。
 昭和8年に円覚寺伽藍として国宝に指定され、総門前庭の円鑑池やハンタン山の緑に映えて荘厳な寺院であったが、去る大戦でほとんど破壊された。
 現在の総門は昭和43年に復元されたものである。放生橋は昭和42年に修復された。橋の勾欄羽目の彫刻は精緻を極め、沖縄の石彫美術の最高傑作であるといわれている。
とありました。

総門の脇から奥に進みました。柵があり、近くに行くことはできませんが、総門の裏側にある放生橋を見ることができました。



円覚寺は再建されないのでしょうか。円覚寺こそ、再建すべきお寺だと思います。臨済宗の方々には是非、再建の努力をお願いしたいです。

また、仏教関係の建物としては近くに弁財天堂がありました。お堂へ行くための橋は天女橋と呼ばれているそうです。


コメント

非公開コメント

2014年10月16日の沖縄タイムスによると、「沖縄県が沖縄戦で消失した首里円覚寺内の建造物、『山門』の復元を計画していることが10月15日までに分かった。早ければ2018年にも完成予定」と書いてありました。

『山門』は2階造りの門で下層と上層に分かれた瓦ぶきの二重門で、俗世界との境界を示すとされているそうですが、現在までのところ復元工事が始まったという情報はありません。

首里の円覚寺は第二尚氏の菩提寺として弘治7年(1494年)に建立され、沖縄における臨済宗の総本山だったそうです。
七堂伽藍の一列に並んだ総門、放生池・放生橋、山門、仏殿、方丈(竜淵殿)、獅子窟、鐘楼など計9件が昭和8年(1933年)に国宝に指定されたが、第二次世界大戦で放生橋を残して全て焼失したそうです。

1968年に総門が復元され、放生池の修復が行われました。その後、石垣、右脇門なども復元されたが、長い間復元工事は中断されたままになっていたようです。

首里円覚寺の伽藍のなかでも、仏殿は琉球建築の粋を集めた建築物で、内部中央の須弥壇(しゅみだん)には仏像が安置され、装飾が施されていたそうです。

平成27年(2015年)4月には、首里円覚寺伽藍の戦前の図面が公開されたそうです。図面は沖縄美ら島財団収蔵の森政三(1895年~1981年)のコレクションに含まれており、貴重な資料だそうです。

一日も早く第二次世界大戦の沖縄戦で焼失した、首里円覚寺の全建造物の復元が始まるといいですね。


参考文献:『琉球建築』田辺泰、巌谷不二雄 編集(座右宝刊行会)1937年 復刻版1972年

~沖縄の首里円覚寺の伽藍配置について~

首里円覚寺は鎌倉の円覚寺にならった禅宗の「七堂伽藍」の形式で建造されたようです。

伽藍は西に面しており、前面中央に総門を配置し、その左右に脇門を構えていました。

西から東への進行方向に沿って、総門を入ると放生池があり、池をまたぐ形で放生橋、山門(三門)、仏殿、龍淵殿(方丈)が一線上に配置されていました。

山門(三門)と仏殿の間の右側(南側)に鐘楼が置かれ、仏殿の左側(北側)に御照堂が、仏殿と龍淵殿(方丈)の間の左側(北側)に獅子窟がありました。

龍淵殿(方丈)の右側(南側)には庫裏がありました。

庫裏の手前(仏殿の右奥側(南側)には井戸が設けられていたようです。

現在の首里円覚寺の総門は閉じられたままで、入ることは出来ません。総門の左右には石垣が続き、20mくらい離れた所にそれぞれの脇門があります。左脇門の位置は一段高くなっています。右脇門には進入禁止の立て札もありません。

<注記>:首里円覚寺の放生池とは捕らえた魚を放して生かす池のことで、仏教の慈悲行を意味しているそうです。

Kaiさん、コメントありがとうございます。

返事が遅くなって大変申し訳ありません。

首里円覚寺の山門が復元予定であるとは知りませんでした。情報、ありがとうございます。
山門が復元されたら、必ず見に行こうと思います。

~(首里)円覚寺平面図発見~

琉球朝日放送 報道製作部
2015年4月17日18時32分

琉球王国時代、尚家の菩提寺だった首里円覚寺の、沖縄戦で焼け落ちる前の姿を記録した貴重な図面が、2015年4月16日、報道陣に公開されました。

沖縄戦で焼失した(首里)円覚寺ですが、今回公開された図面では、9つの建物の20分の1から50分の1の測量図のほか石垣や柱のサイズ、敷瓦の配置の様子なども記されています。

今回発見された図面で、将来、より忠実に(首里)円覚寺の復元が可能になると期待が寄せられています。

沖縄美ら島財団総合研究センター学芸員上江洲安亨さんは「平面の図面ではあるんですが、この図面を見ながら当時首里でこういうような巨大なお寺があったんだっていうところをご覧になって頂けたらなと思います」と話していました。

図面は4月17日から首里城公園内の特別展示室で一般公開されています。

~沖縄を訪れて首里城とその周辺のお寺巡りをしたい人へ~

首里城の周辺にもいくつかのお寺があるので、興味のある方は以下のお寺巡りも興味深い体験が出来るのではないでしょうか。

1:万松院 臨済宗妙心寺派
  黒い山門、本堂、そして枯山水の庭園がすばらしい。
  沖縄県那覇市首里当蔵町3-4-1
2:西来院(通称:達磨寺) 臨済宗妙心寺派
  山門の仁王像が印象的。
  沖縄県那覇市首里赤田町1-5-1
3:安国禅寺 臨済宗妙心寺派
  本堂の赤瓦の屋根、山門、灯籠などが琉球風。
  沖縄県那覇市首里寒川町1-2
4:臨海寺 東寺真言宗
  山門、鐘楼が美しい。庭もきれい。那覇新港埠頭の近く。
  沖縄県那覇市曙1-18-19
5:護国寺 高野山真言宗
  海岸脇の切り立った断崖上にある波上宮のすぐ傍にあるお寺。
  沖縄県那覇市若狭1-25-5

Kaiさん、首里城周辺のお寺情報、ありがとうございます。

次回沖縄訪問時には、この中からいくつかのお寺を巡りたいと思います。

ラーマ

神奈川県横浜市に在住です。
寺社巡りは楽しいものであり、巡っていると色々なことに気づくということを紹介していきたいと思います。