埼玉県立歴史と民俗の博物館のホームページに常設展において円空仏が展示されているとありましたので、本日、埼玉県立歴史と民俗の博物館を訪れました。

展示は
(1) 旧石器~弥生時代
(2) 古墳時代
(3) 奈良~南北朝時代
(4) 美術展示室
(5) 室町~戦国時代
(6) 板碑
(7) 江戸時代I
(8) 江戸時代II
(9) 明治時代~現代
(10) 民俗展示室
に分かれており、とても見応えがありました。

仏教美術関係では、奈良~南北朝時代展示室に
・高蔵寺の地蔵菩薩像
・永明寺の薬師如来像
・地蔵院の不動明王像
が展示されていました。地蔵菩薩像は女性的に見え、薬師如来像は案内によると定朝式だそうです。でも一番はホームページの案内に書かれているように不動明王像です。剣を持つ右手が個性的です。慶派による写実的な仏像で、迫力がありました。

次の美術展示室に円空仏がありました。矢島家円空仏群の内、
・愛宕権現立像
・稲荷神立像
・役行者倚像
が展示されていました。

愛宕権現像は上のホームページの案内にあるように鳥のようなくちばしがありました。なぜ、この像が愛宕権現なのか分かりませんでした。
稲荷神は眉毛と目がきちんと彫られており、狐だと分かりました。
役行者像はニコニコ笑っていました。見ているとこちらが楽しい気分になるような仏像でした。まさに円空仏です。

背面も見られるようになっており、後ろに回りましたが、特に何も書かれていませんでした。しかし、割り放ったままの円空仏の特徴がよく分かりました。

仏像のみ書きましたが、その他の展示も本当に見応えがあり、「埼玉県って凄い」と思いました。
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