建長元年(1249)に時光上人の心願により本尊の阿弥陀如来を海中から引き上げ、一堂を創建したのがはじまりと言われています。時光寺は「播磨の善光寺」と呼ばれています。約400年前、兵庫の浦に熱心な念仏の老行者がいて、毎年欠かさず信濃の善光寺に参っていましたが、ある時老齢で遠路参拝するのを哀れと感じた善光寺如来が、時光寺は当山と分身一体の阿弥陀であるということから、以後は時光寺へ参るように告げられ、そのことから「時光寺への三度の参詣は、善光寺への一度の参詣に当たる」といわれています。
生石神社の記事で阿弥陀町のことを述べましたが、阿弥陀町と名前は時光寺の阿弥陀如来から来ています。
JR曽根駅から徒歩で行きました。入口が少しわかりにくかったですが、何とか入口に到着し、そこから立派な山門を拝観することができました。
山門には仁王さんが祀られているのかと思いましたが、中を見ると四天王が祀られていました。

山門から境内に入り、本堂でお参りしました。訪れた時はお盆の季節だったので、堂内からお寺の方の読経が聞こえました。
本堂の向かって左側には仏様の露仏がありました。時光寺は浄土宗のお寺ですので、阿弥陀如来の露仏かと思いましたが、印相が阿弥陀如来とは違いました。
露仏ですので360度全ての角度から拝観することができましたが、正面からのお顔が一番良かったです。とても優しいお顔をされていました。


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