十一面観音像、阿弥陀如来像、地蔵菩薩像が安置されていました。地蔵菩薩像は衣の色がかなり残っていました。
・保延寺観音堂
こちらの観音様は像高17.1センチメートルの千手観音像です。浅井長政ゆかりの像であると言われ、小谷城合戦の犠牲者を弔うため、奈良の長谷寺からお迎えしたと伝えられているそうです。
可愛らしく感じられる観音像ですが、様々な出来事を経験してきているのだと感じました。
・観音寺
中央の厨子に祀られている観音像はいわゆる清水寺式と呼ばれる千手観音像でした。湖北で清水寺式の観音像に出会えるとは思っていませんでした。
観音像以外にも、不動明王像、毘沙門天像、薬師如来像、伝弁財天像があり、不動明王像は格好良かったです。
・尾山釈迦堂
共に像高156センチメートルの釈迦如来坐像と大日如来坐像が安置されていました。どちらの像も実際より大きな像のように感じました。
・満願寺、高野大師堂
満願寺薬師堂には、薬師如来像、日光、月光菩薩像、十二神将像、不動明王像、毘沙門天像が安置されていました。十二神将はユーモラスな像でした。また、薬師如来像は状態が良かったですが、日光、月光菩薩像はかなりボロボロになっていたのが痛ましかったです。
高野という名前から大師は弘法大師かと思っていましたが、やはり天台宗の影響が強かった湖北らしく伝教大師像でした。しかし、実際は慈恵大師良源(元三大師)像と考えられているそうです。
・冷水寺
今回、一番最後に訪れたお寺です。スイカ、プチトマト、スモモなどの接待がありました。とても美味しかったです。また、水まんじゅうも頂きましたが、こちらもとても美味しかったです。冷水寺に訪れた時には是非、水まんじゅうを食してください。
冷水寺は昨年も訪れたお寺です。昨年、観音像の説明をしてくれた方がおられ、今年も観音像を鞘仏までつくって今日まで護ってきた話を聞きました。
散策が終わった後、長浜浪漫ビールという店でお寺めぐり友達の方々と談笑して、今回の湖北の寺社めぐりは終了しました。
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