滋賀県長浜市は豊臣秀吉とゆかりの深い土地です。そのような長浜市に秀吉に縁深く、花の名所としても知られる六つの社寺をめぐる「長浜六瓢箪霊場」があります。以下、その巡拝記を書きます。

JR長浜駅に着くと外は大雨です。おまけに雷もなっています。比企さんの本「神社でヒーリング」によると、雨や雷は神様からの歓迎の証だそうですが、駅にある観光案内所で六瓢箪めぐりの案内を頂いた後、待合室で雨が小降りになるのを待っていました。

二時頃に少し小降りになりましたので、いよいよ散策スタートです。まずは駅から一番近い豊国神社からです。長浜駅から180メートル(徒歩2分)なので、すぐに到着しました。

豊臣秀吉が伏見城で亡くなると長浜町民は一早く豊国神社を建立しました。ところが徳川家が天下を取ると秀吉を神格化することは許されず、豊国神社は取り壊されました。しかし、1793年に長浜町民は彦根藩に「えびす宮」を建立する許可を願い出て、秀吉の神像を裏に隠してお祀りしました。そして、明治時代に晴れて「豊国神社」と名乗りました。

鳥居の傍には、それぞれ「豊国神社」、「長浜恵比須宮」と書かれた二本の石柱がありました。そして鳥居をくぐり、前を見ると武将の銅像がありました。最初は秀吉の銅像かと思いましたが、特徴のある長烏帽子兜と十文字槍から加藤清正だと分かりました。

そして神社の案内板があったのでそれを読むと、御祭神として、豊臣秀吉、加藤清正、えびす宮、木村長門守重成が祀られていると書かれていました。加藤清正、木村重成が祀られているのがさすがだと思いました。

境内には秀吉ゆかりの出世稲荷神社もあり、本殿でお参りした後、社務所で六瓢箪めぐり用の御朱印帳を購入しました。朱印帳の値段は1500円で既に朱印は押されています。よって、後の社寺では日付印を押して貰うことになります。次は知善院です。


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