愛染堂勝鬘院では、6月30日から7月2日まで愛染まつりが開催されます。6月30日には宝恵駕籠パレードが行われますので、それに合わせて訪問できれば良かったのですが、7月1日のお昼頃に訪れました。

大阪市営地下鉄谷町線四天王寺前夕陽ヶ丘駅で下車し、地上に出るとたくさんの出店がありました。といっても、これらのお店が開くのは夕方からなので、訪れた時にはどのお店も開店準備中でした。

愛染堂の境内に入ると、まっすぐ金堂を目指しました。堂内に入るとお正月と愛染まつりの期間にだけ御開帳される御本尊の愛染明王様がいらっしゃいました。真っ赤で、想像よりも大きな仏像でした。
右壇には勝鬘夫人像が祀られており、左壇には十一面観音像が祀られていました。


金堂

金堂を出ると金堂の裏にある多宝塔へ。多宝塔には愛染まつりの期間にだけ御開帳される十二臂の大日如来「大日大勝金剛尊」が祀られています。確かに一般の大日如来像と受ける感じが違いました。


多宝塔

愛染堂は仏像以外にもたくさんの見所があります。まずは愛染めの霊水です。案内板によると
 この井戸は常に清浄の霊水が湧き出で、この井水を飲めば愛染明王の御本誓により愛念をかなえ病癒え善運を開き給う
とあります。

次は愛染かつらです。案内板には愛染まつりの頃に可愛くなまめかしい花を咲かせると書かれており、訪れた時にはその通り、花が咲いていました。


愛染かつらの花

境内には宝恵かごなどが展示されており、それらを見た後、もう一度金堂に入り、愛染明王像を拝観していると

愛染さんじゃ、ほぉ・えっ・かぁ~・ごっ
べっぴんさんじゃ、ほぉ・えっ・かぁ~・ごっ
商売繁盛、ほぉ・えっ・かぁ~・ごっ

のかけ声と共に愛染娘の方々が現れ、金堂でお参りをしていました。愛染さんじゃ…のかけ声はいいですね。一度聞けば、頭の中にいつまでも残るフレーズです。

来年もこの時期に大阪にいれば、愛染堂を訪れようと思います。


宝恵かご
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