川崎大師は言わずと知れた有名なお寺です。京浜急行川崎大師駅から仲見世を歩きながら境内に到着すると護摩の前の法話が始まるというアナウンスがありましたので、本堂の中に入りました。実は川崎大師の護摩には一度も参加したことがありませんでしたので、今回が初めての体験です。


川崎大師の大きな本堂

お堂の入口には靴を入れるビニール袋がありました。この辺は深川不動堂と同じです。川崎大師の大きなお堂の中に入ると五十人ぐらいの人がいました。

護摩の前に十五分ほどの法話があり、良い話をされていました。護摩の修行前には酒水加持があり、その後、全員で「南無大師遍照金剛」と唱えました。成田山では不動明王の御真言を全員で唱えますが、川崎大師の御本尊は弘法大師なので、南無大師遍照金剛と唱えます。
護摩の最中にお坊さんの唱えるお経の声はとても迫力がありました。最後に護摩の参加者は内陣に案内され、本尊の弘法大師像、脇侍の不動明王像、愛染明王像の間近でお参りすることができました。

護摩に参加して、今まで川崎大師に持っていた印象が変わりました。やっぱり、お寺の行事には参加した方が良いですね。

その後、本堂の左隣にある不動堂でお参りしました。こちらは関東三十六不動霊場巡りで訪れた時に堂内に入ってお参りしましたので、今回も堂内に入ってお不動様にお参りをしました。

最後は昨年の11月に開設された薬師殿を訪れようと思い、境内を歩いていると鶴の池があり、釈迦如来像が祀られていました。今まで何回か川崎大師を訪れていますが、初めて気付きました。川崎大師のホームページにある案内によると、
 この池はお釈迦さまが沐浴された尼蓮禅河を表現し、周りの樹木は悟りを開かれたウルビルバーの森を表現しております。そしてお釈迦さまの背景に見える薬師殿の塔屋が、ブダガヤの大塔に準られ、お釈迦さまが成道された情景を想起することができます。
とのことです。



そしていよいよ薬師殿です。建物がインドです。中に入ると薬師如来像が祀られ、その周りに十二神将が安置されていました。また、なで薬師像もあり、「自身の体の痛いところ、悪いところをなでて、健康をご祈念ください」とのことです。







川崎大師に訪問するのは数年ぶりのことでしたが、今まで持っていた印象が随分変わりました。川崎大師の良さが分かるぐらい少しは成長したかな。
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